その手数料は何の対価?

證券や銀行の投信の販売現場向けの情報誌にR&Iの出しているファンド情報があります。最近の号にとてもよい記事がありました。こっそりと一部だけ引用させて下さい…コソコソ…ファンド情報ファンド情報No.116大震災が教えた金融商品を対面販売する意義 より
 略) 販売員は手数料を得ていることに関して負い目を感じることなく、発想を変えて、「手数料を得たからには、それに見合った、あるいはそれ以上のアフターケアを将来に渡って提供する」という決意を持つべきだろう。 こうした関係構築を期待せず、金融商品の購入は、「自分が必要だと思っているコモディティ(商品)を単に手に入れるプロセスである」と考えると、顧客はネット販売などで商品を購入すれば十分ということにもなる。 また、「金融商品の販売は顧客との長いお付き合いの始まり」という考えを販売員が持てないのであれば、自分がこれから提供するアフターケアへの認識が弱くなるだろう。
販売の現場というのは投信だけではなく、様々な重圧の板挟みになる場だと思います。しかし、振り返ってみてみればそれはお客様にとっては関係のない話でもあったりします。お客様が何を望み、何を望むべきなのか、まで提示できれば、その信頼は頂戴できるのではないかと考えます。上記にあるとおり、根本的に窓口で投信を販売したときに頂戴できる手数料は、その担当者のフォローや情報提供に寄る継続的なサービスやアドバイスに対するフィーであります。この手数料は販売会社が自由に設定できますので、最高のアドバイスを提供していると思えば堂々と3%をいただくことも出来ます。しかしただ、売ればいいのだということであれば、お客様にとっての付加価値は何もありませんから「そんなら話だけ聞いてよさそうだったらネット証券でも見てみるわ」ということにしかなりません。今時新商品の投資信託と言ったってネット証券を探せば似たようなものはそれなりに見つけられる時代です。これがサイクルになってしまうと、対面販売における投信販売はドンドンと居場所をなくしていきます。振り返って自分であればそういった商品を販売の現場にも、投資家にもより一層良く解っていただくために何が出来るのかを考えて反省しなくてはいけないな、と感じた記事でありました。--------------------------------------------------試しに始めて見ました。のりたまさんに勝ってみたいです。ポチっていただけるとうれしくなれるらしいです。

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個人向けの資産運用業を営んでいます。主に投資信託です。

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